バイナリーオプションで絶対に押さえておきたい6つのチャートパターン
バイナリーオプションはFXほど細かにチャートを見る必要はありませんが、だからと言って、まったくチャートを見なくていいというものではありません。
この記事では、バイナリーオプションをする際に最低限押さえておくべきチャートの見方について解説します。

塾長
バイナリーオプションでチャートが必要な理由
投資における分析には、以下の2つがあります。
- ファンダメンタルズ分析
各国の政策金利や雇用統計などの経済状況を示します。経済的・政治的要因からチャートを分析する方法 - テクニカル分析
通貨などの値動きを表すチャートを読み、売買タイミングを知るために分析する方法
バイナリーオプションにおけるチャート分析で重要になってくるのは『テクニカル分析』です。

田中

塾長

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相場が読み取れる
バイナリーオプションのような短期取引は、トレンドを見極めることが非常に重要ですが、チャートを見れば相場のトレンド(傾向・流れ)を読み取ることができます。
トレンドが読めれば、トレンドに沿った順張りでエントリーすることができ、バイナリーオプション初心者でも勝率をぐんと上げることができます。

塾長
- 右肩上がりの上昇トレンド
- 右肩下がりの下降トレンド
- 横ばいのレンジ相場
転換のサインを見つけられる
チャートが見れるようになると、トレンドに乗るだけでなく、トレンドの転換サインも分かるようになります。
トレンド転換のサインが分かると、逆張りでエントリーできるようになります。
【逆張りとは】
文字通り、現在の値動きと逆方向にエントリーすることです。

塾長

田中

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逆張りの場合、次のようなエントリー方法をとります。また、逆張りならレンジ相場でもポジションをとれるようになります。
- 上昇トレンドから下降トレンドに転換するとき⇨売りエントリー
- 下降トレンドから上昇トレンドに転換するとき⇨買いエントリー
バイナリーオプションでのチャートの見方
バイナリーオプションでチャートを見るコツは次の3つです。

塾長
ローソク足の種類を覚える
バイナリーオプション初心者がチャートを分析するにあたって重要なのが、『ローソク足』です。
ローソク足には1本の中にこれだけの情報が詰まっています。

塾長
ローソク足には様々な意味があります。以下の記事で詳しい解説をしていますので併せてご参照ください。
移動平均線を使えるようにする
ローソク足に関する理解が進んできたら、次は『移動平均線』です。
【移動平均線とは】
一定期間の終値の平均値を線で結んだもので、トレンドの方向や強さを把握するためのテクニカルチャートです。

塾長
また、移動平均線には「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」ありますが、これらを見つけられるようになるとさらに精度の高い取引ができるようになります。
MT4を利用する
“分析をする”という意味では、バイナリーオプション業者の取引画面のチャートは使い物になりません。
そこでおすすめなのが、『MT4』です。
【MT4とは】
メタトレーダー4の略で、50種類以上のテクニカル指標を表示する高機能分析ツールです。
MT4は世界中のプロトレーダーも使っているツールで、しかも無料です。

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なお、MT4に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
バイナリーオプションで覚えるべきチャートパターン
実際にチャートを見ていると、同じような値動きをしていることに気付くと思います。
事実、チャートにはパターンがあります。ここでは、代表的なパターンをご紹介します。

塾長
トレンドの天井・大底で見られるチャートパターン
相場の天井、あるいは大底では次のようなパターンが見られると、トレンドの転換が起こる傾向があります。
ヘッド&ショルダートップ/ヘッド&ショルダーボトム
チャートに3つの山ができるパターンで、「三尊/逆三尊」とも言います。
このチャートの特徴は、『真ん中の山が最も高くなっている』ことです。
見方としては、ヘッド&ショルダートップの場合、1つ目の安値を通る水平線がネックラインとなり、3つ目の山の後でそれを抜けるとトレンドの転換点となります。
さらに、そこからの下落幅はネックラインからヘッドの頂点までの幅と同じくらいになる傾向があります。

田中

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ダブルトップ/ダブルボトム
ダブルトップは、『チャートに2つの山が現れるパターン』です。
このパターンでのネックラインは山の間の安値を通る水平線です。
2つ目の山のあとにそれを抜けるとトレンドが転換する可能性が高いです。

田中

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なお、ダブルボトムはダブルトップの逆パターンです。
V字トップ/V字ボトム
V字トップは、『それまで小刻みに上下していた為替レートが、急激に大きな上昇をして山を形成するパターン』です。
何か重大なニュースが入って市場が混乱している時にもこのような動きをします。

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V字トップ/V字ボトムでは、ネックラインを作ることがありません。
そのため、バイナリーオプション初心者にとってはどこからトレンドの転換が始まるのかも分かりづらいので、しばらく様子を見て、ダブルトップかヘッド&ショルダートップに変化するのを待ったほうがいいでしょう。
なお、相場の大底では、逆パターンのV字型ボトムが見られると上昇に転換するサインとなります。
ソーサートップ/ソーサーボトム
ソーサートップは、『上昇トレンドの高値近辺で細かい上下動をしながら、お皿のようになだらか横ばい状態になるチャートパターン』です。
横ばいが始まってから、最初の安値を通る水平線をネックラインとして、これを抜けたタイミングで大きな下降が始まります。
ソーサーボトムはその逆の現象が起きます。
トレンドの途中で保ち合いとなるチャートパターン
続いて、トレンドの途中でしばらく一定の幅の上下動を繰り返したあと、再び大きく動き始めるチャートパターンを見てみましょう。
これらのパターンでは、ブレイクするまでの保ち合いの時間が長ければ長いほど大きな変動につながりやすいという特徴もあります。
上昇フラッグ/下降フラッグ
上昇フラッグは、『一定の変動幅で保ち合いが続いていくチャートパターン』です。
常に前の安値を下回りつつ、高値を上回ることがないので、レジスタンスラインとサポートラインはほぼ平行となり、フラッグ(旗)のような形を作ります。
レジスタンスラインを抜けると、再び大きな上昇が始まります。

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上昇ペナント/下降ペナント
上昇ペナントは、『保ち合いの変動幅が少しずつ狭くなり、レジスタンスラインを抜けると再び大きな上昇を始めるパターン』です。
最初の高値と安値に常に届かない形で上下動していくため、レジスタンスラインとサポートラインがペナント(三角旗)のような形を作ります。
下降ペナントは上昇ペナントの逆で、サポートラインを下抜けると下降のサインとなります。
バイナリーオプションでチャートの見方を学ぶ方法
チャートの見方をさらに極め、チャート分析をマスターするには、次の4つのステップを踏むことが有効です。

塾長
①本やサイトで勉強する
チャート分析を理解するには、まずもって「情報収集」が必要です。
チャート分析に関する基礎的なことはネットや本にたくさん書かれていますので、それらを読んで勉強しましょう。
情報源としては、ネットよりも本のほうが確度が高いです。
まずは、分かりやすい解説が載ったチャート分析の入門書を一冊買いましょう。

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なお、以下の記事で参考になりそうな本をピックアップしているのでご参照ください。
②過去のチャートでバックテストして検証する
勉強していると様々な分析方法や攻略法があることが分かってくると思いますが、自分との相性の良さを測ることも大切です。

田中

塾長
覚えた分析方法や攻略法が自分に合っているか見極めるために、過去のチャートを利用して検証してみましょう。
この際に、日々の取引を記録しアレンジできるようなら、自分に合うようにカスタマイズしたものを再び検証してみるのもいいでしょう。
③トレードで実践してみる
検証して、ある程度の勝率を維持できるようになったら、実際にその手法を用いてトレードをしてみましょう。
本番では、メンタルの面が一番違ってくると思います。
逆に言えば、メンタルは本番でしか鍛えられません。
どういう局面で自分がどういう心理になるのか?トレード結果だけでなく、自分の行動パターンをしっかりと把握することも忘れないようにしましょう。
また、トレードの結果はきちんと記録しましょう。

田中

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【デモトレードとは】
仮想の資金を使い、実際の取引環境と同じ環境でトレードの体験ができるサービスのことです。
人気海外バイナリーオプション業者のハイローオーストラリアなら、無料でデモトレードを利用することができるのでおすすめです。
④トレードの記録を取り、振り返りをする
スキルアップするには、”振り返り”は欠かせません。
これをしないと、次々に手法を変えてしまい、全然勝てないという悪循環に陥ります。
トレード結果や勝率だけでなく、トレードしていて気付いたことなどもメモしておきましょう。
バイナリーオプションに関する勉強法については、以下で詳しくご紹介しています。
まとめ
チャートの見方やチャートの代表的なパターン、勉強法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
チャートに関しては、基本を押さえて代表的なパターンを知るだけでも、取引の精度は上がると思います。

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