RSIを使ったバイナリーオプションの逆張り手法3選

バイナリーオプションRSI

バイナリーオプションをしている人なら『RSI』という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

RSIとは、オシレーター系インジケーターの一つで、逆張りでトレードする際にとても役立ちます。

この記事では、RSIの基礎知識やRSIを使った攻略法などRSIについて徹底的に解説します。

RSIとはどんなインジケーターか

バイナリーオプションRSI

RSIは「Relative Strength Index(相対力指数)」を略したもので、「価格が上がる力と価格が下がる力はどのくらい強いか」を判断するテクニカル指標です。

RSIが属するオシレーター系の指標は、価格の売られすぎ・買われすぎを表し、逆張りの手法とは相性がいいので、RSIを使って逆張りをしている人も多いのです。

RSIの仕組み

RSIは、前日終値(または前週終値)に比べていくら上昇したかorいくら下落したかをもとに計算されます。

値は50(%)を中心に0から100までの範囲で動き、一定期間中の価格がすべて前日と比べて上昇していればRSIの値は100、反対にすべて前日と比べて下落していればRSIの値は0になります。

前日比で上昇した値幅と下落値幅が同じであるなら、RSIは中間の50を示します。

そのため、とても強い勢いの上昇トレンドが発生した場合、価格が下がっても、すぐに前日に比べて上昇を続けるという状況ならRSIは100に近い水準にとどまります。

逆に、価格が下がる一方という状況では、RSIは0に近い水準に張り付きます。

ただし、どんなに価格が上がり続けても、RSIの値は100以上になることはありませんし、どんなに価格が下落してもRSIの値は0より下にはいきません。

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塾長

つまり、0に近い水準まで下がったら「いずれRSIは上昇する」、100に近くまで上がったら「いずれRSIは下落する」と考えることができるのです!

ということで、RSIが0に近い低水準エリアにきたり100に近い高水準エリアにきたら、逆方向に動く可能性が高いと判断できるのです。

バイナリーオプションでは、0に近い水準に来たら「売られすぎ(価格が下がりすぎ)」と判断してHIGHエントリーします。

一方、100に近い水準では「買われすぎ(価格が上がりすぎ)」と判断してLOWエントリーします。

なお、低い水準・高い水準の組み合わせとして代表的なものには、次の組み合わせがあります。

  • 20%・80%
  • 25%・75%
  • 30%・70%

RSIをチャート画面上に設定しよう

それでは、実際にRSIをチャート画面に表示させてみましょう。

まず、画面上部のメニューの「挿入」をクリックします。

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続いて、「インジケーター」⇨「オシレーター」⇨「Relative Strength Index」の順番にクリックしましょう。

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すると、下図のような設定ウィンドウが開くので、「パラメーター」から期間を設定します。

デフォルトは「14」になっています。

バイナリーオプションRSI

RSIには設定期間が短くなればなるほどダマシが多くなるという特徴があります。シグナルも出にくくなるので、短すぎず長すぎないように設定する必要があります。

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塾長

初めて使うという人はデフォルト値で大丈夫です!

次に「レベル表示」のタブを開きます。こちらには水準の値を入力します。

ここでは、「25%・75%」を設定します。右側の「追加」をクリックして入力していきます。

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すべて入力したら「OK」をクリックします。

すると、次のようにRSIが表示されます。

バイナリーオプションRSI

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塾長

先程設定した25%と75%という数字が反映されているのが分かりますね!

バイナリーオプションにおけるRSIの基本的な見方

続いて、RSIの見方について基本的なことをお話します。

RSIには次の2つの基本的な見方があります。

  • 相場の買われすぎ・売られすぎを判断
  • 相場のダイバージェンスを確認

それぞれ詳しく見ていきましょう。

相場の買われすぎ・売られすぎを判断

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まずは相場の買われすぎ・売られすぎを判断する方法についてですが、次のとおりです

  • RSIが高い水準にある場合⇨相場が上昇している場面だと判断ができ、RSIではLOWエントリー
  • 価格がどんどん下がっていてRSIが低い水準にある場合⇨HIGHエントリー

RSIの場合、逆張りの売買シグナルとして使えるのは、数値の動く範囲が0から100までと決まっているからです。

RSIでは、価格が急騰しても指標の数値には歯止めがかかり、天井圏でHIGHエントリーを避けることができます。

逆も同じで、価格が急落しても0の値で歯止めがかかるので、底値圏でLOWエントリーを避けることができます。

相場のダイバージェンスを確認

ダイバージェンスとは、「逆行現象」という意味で、相場では価格が上昇しているのにも関わらず、テクニカル指標は下落トレンドを示している状態を意味します。

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塾長

つまり、相場の動いている方向とRSIの方向が逆向きになっている状態です!

価格が高値を更新しているにも関わらずRSIが下がっていたり、逆に安値を更新しているのにRSIが上がっていると、その後の価格がRSIの方向へ動きやすくなります。

つまり、ダイバージェンスではトレンド転換の初動が分かるのです。

というのも、本来であれば、RSIも価格につられて同じような動きをするはずですが、RSIの山谷の位置が逆に下がっていたり上がっていたりすると、トレンド転換の起点になる傾向があるからです。

ダイバージェンスは、RSIを使ったトレードでは欠かせない知識です。

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塾長

意識することでトレードの根拠が増すので必ず覚えておきましょう!

RSIを使った逆張りをする方法

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最後に、RSIを使った逆張りの手法を具体的に説明します。

今回ご紹介するのは、次の3つです。

RSIを使った逆張り手法

  • 相場の買われすぎ・売られすぎを狙った逆張り
  • 相場のダイバージェンスを狙った逆張り
  • ボリンジャーバンドと組み合わせた逆張り

それぞれチャートを見ながら見ていきましょう。

相場の買われすぎ・売られすぎを狙った逆張り

下の画像は、ドル円5分足にRSIの期間13:上限75%・下限25%を設定したチャート画面です。

HIGHでエントリーする際の条件は次の通りです。

  • 相場はレンジ相場
  • RSIが上限75%以上に位置している時
  • 75%から角度をつけて75%のラインを下に割ったローソク足が確定
  • 次のローソク足の始値

チャートで見ると丸で囲んだところでエントリーします。

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LOWでエントリーする際の条件は次の通りです。

  • 相場はレンジ相場
  • RSIが下限25%以下に位置しているとき
  • 25%から角度をつけて25%のラインを上に抜けたローソク足が確定
  • 次のローソク足の始値

RSIの買われすぎ・売られすぎを見てエントリーする場合は、レジスタンスラインやサポートラインを引いて、天井圏と底値圏を明確にすることがポイントです。

天井圏と底値圏を明確にすることで、相場がどこまで上がるか・下がるかをエントリーの根拠に入れることができるので、エントリーの期待値がRSIの買われすぎ・売られすぎだけを狙ったエントリーよりも高くなります。

相場のダイバージェンスを狙った逆張り

この手法では、ローソク足とRSIの両方にトレンドラインを引きます。

バイナリーオプションRSI

ダイバージェンスを狙ったエントリー条件は以下の通りです。

  • 相場にダイバージェンスが発生しているのを確認
  • RSIに引いたトレンドラインを上(下)に突き抜け確認
  • 角度をつけてトレンドライン内に戻ってきたローソク足が確定
  • 次のローソク足でエントリー

ダイバージェンスが発生したら、上限と下限の値ではなく、RSIに引いたトレンドラインを基準に売られすぎと買われすぎを見ていきます。

相場が上昇している時にRSIが下降している場合のダイバージェンスは、RSIの頂点を結んだトレンドラインを上抜けし、角度をつけて戻ってきた次のローソク足でLOWエントリーします。

逆に、相場が下落していて、RSIが上昇している時のダイバージェンスでは、RSIの底値を結んだトレンドラインを下に抜け、角度をつけて上がってきた次のローソク足でHIGHエントリーします。

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塾長

この手法を試す前に、まずはRSIにトレンドラインを引く練習をしましょう!

ボリンジャーバンドと組み合わせた逆張り

最後は、ボリンジャーバンドと組み合わせてみます。

次の画面は、ドル円5分足にRSIの期間13:上限75%・下限25%を設定したチャート画面に、ボリンジャーバンドの偏差:2・期間:20を設定しています。

この際のエントリー条件は次の通りです。

  • ボリンジャーバンドの偏差2をローソク足が突き抜けたのを確認
  • RSIが上限75%(下限25%)より上(下)に位置していることを確認
  • RSIが角度をつけて下がって(上がって)きたローソク足が確定
  • 次のローソク足でエントリー

この手法では、ボリンジャーバンドの「相場はバンド内に収束する」という性質を利用します。

ボリンジャーバンドの偏差2を大きく突き抜けたローソク足は、バンド内に収まろうとするはずです。

ローソク足がバインド内に収まる動きをみせ、RSIのエントリーサインが出たらエントリーします。

ただし、バンドウォークには気を付けましょう。

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塾長

バンドウォークに引っかからないために、エントリーサインが出たポイントでローソク足が反転しているのを確認しましょう!

バイナリーオプションでRSIを使う際の注意点

RSIを使うとバイナリーオプション初心者でも勝率を上げることができますが、一つ注意点があります。

それは、RSI単体で使わないということです。

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塾長

これはどのオシレーター系インジケーターにも言えることです!

というのも、エントリーサインとは逆方向に相場が動いてしまうダマシが多いからです。

ですから、トレンド系インジケーターのボリンジャーバンドや一目均衡表などを併用して相場の方向性を確認し、RSIはあくまでエントリーポイントの確定のために使うようにしましょう。

また、CCIなどのRSIと相性がいいインジケーターを組み合わせることで、エントリーポイントの確度を上げることもおすすめです。

まとめ

RSIはバイナリーオプション初心者でも分かりやすく、使い勝手のいいインジケーターです。

ただし、単独での利用ではなく、他のインジケーターも用いて精度を上げる必要はあります。

それでも、RSIはエントリーのサインが分かりやすく、エントリーポイントを明確にするにはとても便利な指標です。

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塾長

まだ使ったことがないという人は、ぜひRSIを活用してみてください!

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